ページ番号1013511 更新日 2024年9月13日
キャンプ用品のサブスクリプションサービス（サブスク）の3ヶ月コースに申し込み、テント・冬用寝袋などを直接キャンプ場に送ってもらった。ところが現地に着くとテントは部品が入っていなかったため建てられず、寝袋も夏用だったため役に立たなかった。二度とこのサブスクは利用したくないと思い解約を申し出たところ、「今回は当社の不手際なので1ヶ月分の料金は請求しないが、解約しても残り2ヶ月分の料金は請求する。このことは利用規約にも記載してある」と言われた。事業者に過失があった場合でも利用規約に従わないとならないのだろうか。
サブスクとは、定額料金を定期的に支払うことにより、一定期間、サービスを利用することができるサービスのことをいいます。事業者の利用規約には、いかなる場合でも当初契約した全額を請求する旨の記載がありました。契約は消費者と事業者の約束ごとであるため、いったん結んだ契約は守る必要があります。ただし、契約事項に事業者に有利で消費者に不利となる不当な内容が含まれていた場合、不当な部分については効力を持ちません。例えば消費者が一方的に不利になる条項やどんな理由でもキャンセルを認めないとする条項、事業者に責任がある場合でも一切責任は負わないとする条項、消費者が負うキャンセル料が高すぎる場合などは無効を主張できます。事例の規約は消費者にとって不当な内容と思われたため、法的根拠を示して無効を主張したところ、請求は取り下げられました。このようなトラブルに遭わないためには、契約前に利用規約に不当な内容が含まれていないかを確認することが重要です。お困りの際は消費生活センターに相談してください。
問合わせ 消費生活センター 042-495-6212（相談専用） 通話中でつながらない場合は、042-495-6211へ
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