たばこ・受動喫煙


ページ番号1005963  更新日 2024年4月10日


たばこには猛毒がいっぱい!

吸いこむ煙の中には、4000種類を超す化学物質が含まれ、そのうち200種類以上が有害な物質です。3大有害物質はニコチン・タール・一酸化炭素であり、その中でもタールには64種類の発がん性物質が含まれており、健康への害を及ぼすことがわかっています。
また喫煙は、高血圧や脂質異常、高血糖をはじめとする生活習慣病の進行を早め、動脈硬化を促進させます。動脈硬化が進行すると、心疾患・脳卒中などの死に至る病気を引き起こします。
たばこと関係の深い「肺がん」。その死亡率は、非喫煙者の4倍以上です。また同じ本数のたばこを吸う人でも、若い時から喫煙を始めた人ほど肺がんになるリスクが高くなります。

COPDを知っていますか?

COPD(慢性閉塞性肺疾患)は、細い気管支が炎症を起こし、肺への空気の流れが悪くなる呼吸器系の病気です。主な原因は長期にわたる喫煙で、咳や痰がらみ・息切れの症状から、最終的には日常生活が困難になります。
一度肺が壊れてしまうと、肺自体の機能は元には戻りません。今は症状が出ていなくても、このままたばこを吸い続ければ、10年後、20年後には自力で呼吸することができなくなる危険性があります。

COPDリスクチェック

思い当たる症状のある方は、COPD診療実施機関を受診しましょう。

COPD(慢性閉塞性肺疾患)普及啓発動画

動画は、東京都保健医療局ホームページから御覧いただけます。以下のURLからホームページにアクセスし、是非御覧ください。

[画像]息切れや動悸がする、1日に何度も咳がでる それ、COPDかも!?(33.0KB)

たばこの害あなただけではない!!

1.受動喫煙

たばこを吸わない人が、自分の意志とは無関係にたばこの煙を吸わされることを「受動喫煙」といいます。たばこの有害物質は漂う煙に多く含まれているため、喫煙者の近くにいるだけで、健康を害する危険性が高くなります。主流煙は喫煙者が吸うたばこの煙です。副流煙はたばこの火から立ち上る煙です。副流煙はフィルターを通っていないため、主流煙よりも有害物質が多く含まれています。また、ニコチンは粘膜を通過しやすいため、刺激性が一段と強くなります。

成分 主流煙 副流煙 副流煙/主流煙(比)
タール*

10.2mg

34.5mg

3.4倍

ニコチン*

0.46mg

1.27mg

2.8倍

一酸化炭素

31.4mg

148mg

4.7倍

*フィルターつき紙巻たばこ1本当たりの発生量
資料:厚生労働省編「喫煙と健康」第2版

2.残留受動喫煙(サードハンドスモーク)

[画像]イラスト:残留受動喫煙が身体に悪影響を及ぼすイメージ(25.2KB)

受動喫煙をセカンドハンドスモークといい、そして近年注目され始めた「残留受動喫煙(サードハンドスモーク)」があります。これは、たばこの煙に含まれる有害な化学物質による健康被害のことです。
喫煙室に入った時に、喫煙者はいないのに「たばこ臭い!」と思うあの臭いや、服や髪についたたばこの臭いで、有害物質を被ってしまうことを指します。米国の研究で、サードハンドスモークについて、わずかなたばこの残留物質でも長時間暴露をうけることにより、受動喫煙以上の悪影響があるようです。
たばこは換気扇の下で吸っても、空気清浄機を使っても室内に有害物質は残ります。小さなお子様を子育て中のご家庭では、子どものそば・寝具を置いてある場所では喫煙しないようにしましょう。また、屋外で喫煙し服を着替えてから子どもに接するということを試みましょう。

家族の健康とご自身の健康を守るため、まずは禁煙への一歩を踏み出してみましょう。
禁煙にチャレンジしようと思っている方、市内の禁煙外来もご利用してみてください。

改正健康増進法・東京都受動喫煙防止条例

改正健康増進法

望まない受動喫煙の防止を図るため、国では平成30年7月「健康増進法の一部を改正する法律」が成立しました。
多数の者が利用する施設等を区分し、その区分に応じて一定の場所以外での喫煙を防止するとともに、施設等の管理権原者が構ずべき措置について定めました。

東京都受動喫煙防止条例

東京都では、平成30年6月に「東京都受動喫煙防止条例」を成立させ、都民が自らの意思で受動喫煙を避けることができる環境整備を促進することにより、受動喫煙による都民の健康への悪影響を未然に防ぐことの観点から規制を定めました。
2020年4月1日から複数の人が利用する施設は、原則屋内禁煙となりました。

[画像]イラスト:禁煙マーク(3.8KB)
[画像]イラスト:屋内禁煙(13.5KB)

受動喫煙防止対策や法・条例に関するお問い合わせ窓口を東京都で開設しています。

多摩小平保健所 企画調整課 電話:042‐450‐3111(代表)
または
受動喫煙防止対策相談窓口 電話:0570−069690(もくもくぜろ)
(平日9時〜17時45分 相談料無料・別途通話料がかかります)
その他詳細は東京保健医療局ホームページ「とうきょう健康ステーション
「東京都受動喫煙防止条例」で検索してください。

東京都 子どもを受動喫煙から守る条例 【平成30年4月1日施行】

東京都では、子どもの受動喫煙による健康影響から守るため、「東京都子どもを受動喫煙から守る条例」を制定しました。
子どもは、自分の意志で受動喫煙を避けることが困難です。
いかなる場所においても、子どもに受動喫煙をさせることないよう努めましょう。

条例の一部抜粋

このような条例により、歩きタバコの人も増えています。
周囲の方へ配慮するような行動も心がけていきましょう!

世界禁煙デー

[画像]イラスト:受動喫煙ロゴマーク(15.3KB)

毎年5月31日は、世界保健機関(WHO)が定める「世界禁煙デー」です。
禁煙週間は、5月31日〜6月6日です。

受動喫煙が健康に悪影響を及ぼすことは、科学的に明らかであり、心筋梗塞や脳卒中、肺がんに加え、子どもの喘息や乳幼児突然死症候群等のリスクを高めることがわかっています。
これを踏まえ、受動喫煙防止対策の必要性という共通認識を拡大し、受動喫煙のない社会を目指すことに多くの人が賛同でき、社会的気運を向上するために、2016年厚生労働省より、「受動喫煙のない社会を目指して」ロゴマークが発表されています。

内部リンク


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東京都清瀬市中里5-842 清瀬市役所2階
電話番号(直通):042-497-2076
電話番号(代表):042-492-5111
ファクス番号:042-495-9222


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