ページ番号1003260 更新日 2022年12月1日
清瀬市の借入金はどれくらいありますか？
清瀬市には、返さなければならない借入金（ここでは、わかりやすく「借金」と表記します）があります。市の一般会計の借金残高は、令和3年度末の時点で214億6,291万9千円あります。令和3年度の市税収入（市民税、固定資産税などの合計）が96億8,342万8千円であることから、市税収入2年分以上の借金があります。
清瀬市の借金の理由は大きく分けて二つあります。
まず一つは、市民サービスの充実や、安全安心なまちづくり推進のため、建設事業を行っていることです。市立小中学校の大規模改造や、市役所新庁舎の建設、地域市民センターの耐震改修など、公共施設の充実に力を入れてきました。これらの事業には多くの経費が必要であり、その一部を「建設事業債」という借金によって賄ってきたことで、借金が多くなりました。
二つ目の理由として、「臨時財政対策債」があります。清瀬市の行政運営にかかるお金のうち、市税などの収入では賄いきれない不足分は国から交付されています。これを「地方交付税」といい、令和3年度は47億2,269万1千円交付されました。しかし、国の財政状況の悪化は著しく、国は地方交付税として地方に交付する必要な額を確保できていません。そこで、地方交付税の不足分を、清瀬市が「臨時財政対策債」として国などから借入れています。令和3年度は12億1,000万円借り入れました。この臨時財政対策債の残高が令和3年度末の時点で126億5,225万3千円ありますので、借金残高を増やす要因となっています。
以上二つが、清瀬市の借金の理由です。
借入金は毎年の財政状況を見ながら健全な財政を維持するために計画的な借り入れを行っています。また、「臨時財政対策債」の返済金は、翌年度以降の地方交付税によって交付される仕組みとなっています。そのため、清瀬市には一般会計で200億円を超える借金がありますが、財政破綻にいたる危険はないと考えています。
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